【執筆】柳原　直弥
ななほし結婚相談所　代表カウンセラー

結婚相談所以外の婚活でもモテる人気の普通の男性。
数だけで見れば、普通の男性が一番人気なのは確かですが、普通の男性の判断基準って難しいんですよね。
特に顔はイケメンではないけど整っている顔立ち・・・それって普通なの？

そこで今回は、結婚相談所だからこそ分かる普通の男性より正直モテる男性はどんな男性なのか見ていきましょう。

一言で表すと「男らしい男性」です！

いまのご時世、男女平等「男だから」「女だから」はNG…みんな思っても言わなくなりました。

良いことではあると思う一方で、行き過ぎた「平等」があると感じる人も多いと思います。

多くの女性は、頼りになる男性を求めています。

男女平等、共働きで家事もお金も子育ても半々。

そんな家庭が増えていると感じる一方で、夫が仕事を中心に、妻は家事、子育てを中心にパートタイマーとして働いている家庭の方が多いです。

特に最近では自然災害に恐怖を感じることが多くなりました。

そういったことからも有事の際などに頼りになり、家族を守れる男性が良いと思う女性は多いんです。

頼りになるからと言うのも理由の一つですが、婚活世代のご両親はバリバリの昭和生まれ、昭和育ちだからです。

夫は仕事で妻は専業主婦。そんな家庭が多かった時代です。

私は小学生のころ手芸などが好きでフェルト生地でいろいろ作ったり、ビーズアクセサリーなど作ったりしていました。

しかし父から「男のくせに女みたいなことしてるんじゃない！」と怒られることもありました。

現代では個性だと認められると思います。

頭では分かっています。しかし婚活世代の方々の子供の頃の時代は、そんな「男」と「女」はいまより分けられていました。

そんな婚活世代の方でも現代の男女平等や個性について理解があります。

しかし親の背を見て育つのが子供と言うもの、心のどこかで、自然と男はこういうものだ！女はこういうものだ！と考えてしまう方は多いですし、それが悪いわけではありません。

そういった背景から婚活世代の女性は自然と夫として相応しいのは「男らしい男性」だと感じる女性が多いのだと思います。

実際のところ、結婚したら妻として料理や家事は私がやらなきゃ！と思う女性も多いです。

私の妻もそうでしたし、女性に限らず夫としての務めを果たさねばと思う男性も多いです。

Z世代と言われる若い世代では、また話しは変わってくるかも知れませんが、頼りになる男らしい男性が好かれないと言うことは無いと思います。

世間一般、婚活業界でもモテる男性と言えば「普通の男性」。

なぜ「男らしい男性」が普通の男性よりモテると言えるのか？

そもそも普通の男性の判断基準が収入や学歴、見た目などプロフィール、スペックを見て判断するからです。

婚活の特性上、仕方ないことではあります。

男らしい男性は見た目やスペックではなく会ってみないと分からないのも事実で、プロフィールで伝えられる部分と言えばPR文ぐらいです。

婚活、結婚相談所ではスペックが重要視されてしまいがちですが、人柄をみてからと考える人も少なくありません。

そういった理由から男らしい男性は普通の男性の影に隠れてしまっています。

結婚相談所が見た！男らしい男性を選ぶと不安がなくなる！？

真剣交際に入った時、男性はもうこの女性と結婚する！と明確な意思表示をする方は非常に多く女性は、成婚退会まで「本当にこの男性と結婚してもいいのか？」と不安に思い悩んでいる方が多いです。

私の見てきた中で「男らしい男性」を選んだ女性は不安や悩みが少ないと感じます。

そんな女性達に話しを聞いてみると、男らしい「頼りになる」男性だから不安や悩みが少なく、この人についていこうと考えるそうです。

30代後半　佳奈さん（仮名）の場合

佳奈さんは、「優しくて穏やかな人と結婚したい」と考え、結婚相談所に入会しました。何人かの男性とお見合いを重ねる中で、ある男性に強く惹かれる自分に気づきました。

彼は、いわゆる「男らしいタイプ」で、積極的で引っ張っていく姿勢があり、佳奈さんが思い描いていた「穏やかな男性」とは違いました。

初めは少し戸惑いましたが、彼と一緒にいると自分も元気が湧き、何かを成し遂げたいという気持ちが生まれることに気付きました。

デートを重ねるごとに、「この人となら、どんな困難も乗り越えられそうだ」と確信するようになり、最終的に彼を選びました。

今では、「自分の望みは『穏やかさ』ではなく、支え合える強さだったのかもしれない」と思うそうです。

結婚後、彼の男らしさと優しさが心地よく、二人で新しい未来を切り開いていく毎日を楽しんでいます。

20代後半　美咲さん（仮名）の場合

人見知りで男性が少し怖かった美咲さんは、勇気を出して結婚相談所に入会しました。

幼い頃から「いつも家族を支えてくれた父のような頼れる人」が理想だったものの、実際に出会うと緊張してしまう自分がいました。

ある日、紹介された隆さん（仮名）は、落ち着いた雰囲気で、少し無口だけれどどっしりとした安心感を持っている男性でした。

初めは会話もぎこちなかった美咲さんでしたが、隆さんが自分の話を静かに聞きながらも的確な意見をくれることで、少しずつ「この人になら安心して心を預けられるかも」と思うように。

結婚後も、隆さんは美咲さんをそっと見守り、どんな小さな不安も受け止めてくれました。彼の強さと優しさに触れ、今では美咲さんも少しずつ前向きに変わりつつあります。

男らしい男性はモテます。しかし男らしさを勘違いしてしまっている男性はモテません！

俺について来い！と自己中心的な男性や、強い口調を使う男性。女性の意見を聞かず、女性を見下した態度の男性はモテません。

女性の中で「男らしい男性」と言われると上記のような自己中心的な男性をイメージしてしまう人もいます。

時代に対して自分をアップデートできない男性は女性からするとお断りされてしまうんです。

昭和の被害者と言ってしまえば終わりですが、もしこのような内容で断られているなと感じるなら自分自身を見直すことが必要です。

しかしアップデートしている男性がいるのも事実ですし、男女共に昭和からの「男らしさ」「女らしさ」が刷り込まれている場合も多いので、少し気になるからと言ってすぐに切ってしまうのではなく、結婚するまでに治せる所なのかなど、しっかり考えることをオススメします。

女性の場合、「違和感」を感じてモヤっとするようなら一度、しっかり考える必要があります。

その違和感は放っておいて結婚までいくと取り返しのつかない事になってしまうかも知れないからです。

結婚してモラハラに悩まされる女性のお話しを聞いていると、結婚する前にモラハラの前兆があったそうです。

それが違和感になって表れていることが多いので気を付ける必要があります。

残念なことですが、上記の自己中心的な男性は少なくありません。35歳以降、特に40代の男性が多い印象で、年齢的にも変わることが少なく結婚相談所のカウンセラーに聞く耳をもたない人もいます。

しかし結婚相談所ではそういった男性は、マッチングアプリに比べて10分の1くらいだと感じます。

しっかりとデータのある内容ではないのが申し訳ないのですが、結婚相談所では入会前にカウンセリングを行い、自己中心的でカウンセラーの話しを聞いてくれない男性の場合、他の会員さんの迷惑になる可能性があるので入会をお断りしています（ななほし結婚相談所の場合）