【執筆】柳原　直弥
ななほし結婚相談所　代表カウンセラー

結婚相談所において、男性の年収を重要視する女性は多いですが。また、共働きが一般的となりつつある今の時代、女性の年収が気になる男性もいるでしょう。婚活を本格化するため、結婚相談所に登録しようか悩んでいる人のなかには、年収で足踏みしてる人も多いんじゃないでしょう？

しかし年収については、なかなか他の人に質問することができないものです。今回は結婚相談所における年収の重要性について、お話ししていきます。

北陸だけでなく全国で共働きが一般的となりつつある今の時代。男性だけでなく女性の年収も気になるところです。

またネットで婚活で年収を気にする女性は浅ましいなどといった事を見聞きしますが逆です。

結婚したら一緒に生活をするのだから、お相手の年収を気にするのが当たり前です。

お金目的で結婚しまーすなんて女性はほんの一部ですし、男性の年収が低すぎて生活できなくなる可能性もあるからです。

私は2021年の頃、人事の仕事をしていたのですが、実際問題として新卒の女性でそれなりの給料を貰える企業は少ないです。

多くは事務職で初任給16万ほど、昇給や昇進は期待薄…

男性にはあまり人気はなくとも、女性で初任給20万のスーパーマーケットなどは、とても人気でした。

一昔前よりは女性でも稼げるようになりましたが、今も給料に関しては男性の方が高いです。

さらに婚活世代である30代以上の方は、どちらかと言えば夫に養ってもらいたいと思う人が多いと思います。

上記の事情もあると思いますが、そもそも昔はそれが当たり前であり親世代がそうだったからと言うのもあります。

一昔前ならば夫の年収600万なら妻、子供2人でも専業主婦も可能でしたが、税金は上がり物価は上昇していりので、今ではとても厳しいと思います。

富山県だけになりますが、まずは平均年収をみていきましょう。

30歳～34歳 平均年収、給料

	合計	男性	女性
平均年収	418.7万円	459.0万円	345.9万円
平均月収	28.5万円	31.1万円	23.7万円
年間賞与	76.6万円	85.3万円	60.9万円

 35歳～39歳 平均年収、給料

	合計	男性	女性
平均年収	440.1万円	484.4万円	348.6万円
平均月収	30.1万円	33.0万円	23.9万円
年間賞与	78.9万円	87.5万円	61.0万円

＞＞賃金構造基本統計調査の統計データより算出。

全国平均でもさほど変わらずで、このデータから富山では年収「600万円」は高望みなのかもしれません。

まず男性は年収の公開は必須で証明書の提出も必要なので嘘という事はありえません。

女性は公開、非公開を選べます。

 男女の割合

登録会員数は20代～40代の方が多く登録されていますが、50代以上での婚活も活発化してきています。

男性の26.2%が20~30代

女性の47.2%が20~30代

最も多い世代の割合では女性の約半数が20～30代でデータは公開されていませんが、女性の20代は15％ほどだと思います。

 気になる年収

75,931人のTMS会員の中で

男性の年収400万円以上が約8割

年収400～599万円の方が44.0％います。

7割の方が会社員で、経営者の方が1割ほど、公務員の方は少なく6.1％です。

女性は非公開が可能でデータはありません。

そもそも年収を公開していない女性の方が圧倒的に多いです。

 結婚相談所で相手に求める年収の目安

男性のみになってしまいますが、400万円以上と言うのが一つの壁になっています。

年齢によって変わってきますが30歳の男性が年収350万円だったとしても5年後の年収は変わってくる可能性が大きいです。

なので女性は、希望のお相手の年齢によって条件は変えた方が良いです。

もし年収400万以上希望していて、それ以下なら見向きもしないのは勿体ないです。

年収400万と399万では、ほぼ一緒ですし将来性を見込んで希望条件は350万円以上に設定すると将来性のある男性を見落としてしまう可能性がグッと低くなります。

＞＞全国結婚相談事業者連盟（TMS）会員データより

 女性は年収公開した方が有利？

共働き時代の今、正社員で働いているのならば公開したほうが目立つので良いと思います。

しかし自分より稼げる女性はプライドが許さないと言った男性や、養ってもらおうとする男性も少なからずいらっしゃいますが、年収は公開したほうが有利です。

年収を公開していない女性が多く、公開することで目立ち、男性からすれば自分の年収と合わせて結婚生活のイメージもしやすくなります。

年収はとても大事、しかしそこばかり気にして結婚したら嫌な思いをする可能性があります。

 経済力マウント

もし年収800万円以上の高収入男性と結婚したとしても、年収の高い男性は高圧的になりやすいです。

「俺が食わせてやっているんだ」と昔のアニメやドラマで見たモラハラ発言をする可能性があるので、年収が高くとも仮交際する中で冷静に判断するようにしましょう。

 家事育児の分担

年収がどうだろうと、男性も家事、育児をするのが当たり前の時代です。共働きならば分担しなければ妻の負担が重すぎます。

共働きでも子育てに妻任せ、家事も皿洗いぐらいしかいないなんて男性もいます。

仮交際中にそういった所の考えはどうなのかしっかり確認しましょう。

もし「私浮かれてるかも」と思い、お相手に少しでも気になるところがあるのならば、カウンセラーもしくは、ご両親に相談しておくのがいいでしょう。

 貯金の有無

年収が1000万だとしても貯金が無いなんて人もザラにいます。

散財している可能性があるので真剣交際の段階までには必ず確認しましょう。

貯金があまりなかったとしても、株など投資して、資産運用している可能性もあるので注意。

 真剣交際に入るまでに確認しておきたい事まとめ

・高圧的な人間ではないか？

・家事育児は分担する気はあるのか？

・妊娠した場合の分担はどうする予定なのか？

・貯金はあるのか？

聞きにくい部分もあるので、男性から言いえば頼りになる男性として好意的にとってもらえると思います。

年収はとても大事で重要。しかし気にしすぎるのも良くない。

結婚相談所の活動ってすごく大変そうに思われるかもしれませんが、結婚相談所での活動は１人で行うわけではありません。

入会前にしっかりと年収のお話しも致します。

まずは自分の合う相手がいるのか無料でチェックすることをオススメします。

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 入会前にお話しする年収のアレコレ

・ご自身の年収について

・お相手への希望年収について

・お相手への将来性について

・お相手の職種の希望について

・活動エリアの方の年収について

・希望にそぐわい場合の妥協案など

ザックリですが年収のお話しだけでも中々のボリュームになりますが、今後人生のパートナーとなるお相手を探すので入会前にみっちりお話しいたします。